CarAudio
カーオーディオチューニング


ミラのフロントスピーカ取り付け部改造

左は改造前、右は改造後の写真です。多少荒削りではあるがなかなかの出来映えでしょう?

改造に踏み切った主な理由は、
ランサーで使用していた16cmのスピーカーがあるがこの車は13cmのスピーカー(しかも特殊仕様)しか装着できない。
スピーカーの向きの関係上、右スピーカー(助手席なら左)の音が弱く聞こえてしまう。
趣味としていじってみたい。
などである。

どうせやるなら高音質をと考え同時にデッドニングの処理も行った。そこでデットニングから改造までの手順を紹介する。

まずドアロックのつまみやネジ類を外し、内張り外しでドアの内張りを外します。
防水ビニールを剥がしそのビニールを止めていたゴムを綺麗に取り除きましょう。
車種によっては簡単に取れるらしいがこの車のゴムはなかなか取れずに苦労しました。パーツ(ブレーキ)クリーナーでゴムを溶かしながらやっと綺麗にしました。剥がしたビニールは不要です。

次にデッドニングを行います。吸音や防音・防振、スピーカー背面の音漏れを防ぐ事によりスピーカー本来の能力を引き出します。今回はエーモン工業のデッドニングキットを使いました。吸音材や防振材など必要なものがセットになっており説明ビデオもついています。カー用品店で9800円でした。
デッドニングキットの説明書やビデオに従い吸音材や防振材を貼ります。
アウターパネル(外側)に防振材、その上に吸音材を貼り、サービスホール(穴)を全て防振材でふさぎます。

次にスピーカー取り付け部の製作を紹介します。
右写真は純正スピーカーだがマウンターと一体型の特殊形状となっている。これでは専用に開発された以外の市販のスピーカーは装着が不可能である。

当初板を間に入れて16cmのスピーカーを入れようと考えていたが、右スピーカーの音が弱く聞こえていたので角度をつけることにした。
ここから先は日曜大工の世界となる。木材は14mm厚のラワンを使用した。ちょっと高いが出来ればMDF(木の繊維をばらばらにしたものを接着剤で固めた板)を使いたい。一般の木材は木目があるため加工が難しくあちこち割れてしまった。

ジグソー・自在鋸・やすり・カンナなどの工具を使い写真の様に板を加工し、箱型に組み立てます。アームレストにあたる角の部分はカットしました。音漏れを防ぐため、パテやシリコンで接合部の隙間を埋めます。

内張りを形状に合わせカットします。スピーカーボードには取付金具を取り付け、吸音材・防音材・レザーを張ります。ドリルネジでドアに取り付け内張りを元に戻し、最後にスピーカーを取り付けて完成です。